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本の紹介(漫画)

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横山光輝「三国志」
吉川と横山



李志清「三国志」(原作・寺島優)





 「三国志演義」準拠の漫画。内容は正統派。ストーリーの逸脱は少なく、突拍子のないキャラも出てこない。絵柄は、重厚で劇画調。

 本作を読めば、演義の人物、物語を一通り理解できる。分量もちょうどいい。横山三国志は長すぎる、という人は、まずこれを読むといいかも知れない。90年代の作品で、かなり洗練されている。

 また、既に演義の知識があれば、更にイメージが広がるだろう。登場人物それぞれ、力を入れて描かれている。
 因みに、袁紹より袁術の方が、個性が際立っている。豪気で横暴。ある意味物語を盛り上げる。

 二つの出版社から刊行。スコラ社と、メディアファクトリー。
 前者は、単行本と文庫版、両方出ている。後者は文庫版のみ。




王欣太「蒼天航路」(原作・李學仁)





 正史準拠の三国志漫画。重厚な作品。登場人物の多くが思想的、且つ情熱的な性質を持つ。その代表が、主人公格の曹操。
 一方、劉備は思想や観念より、己の感覚に従って動く。奔放にして浪花節。

 本作は必ずしも、正史に忠実ではない。独創、デフォルメが結構入っている。登場人物の性質も、(正史の記述と)ちょっと違う場合あり。
 例えば曹操は、完全無欠な人物に描かれる。常に強い信念、深い考えを持ち、決して冷静さを失わない。史実ではもっと感情的で、方針を誤ることも時々あった。(その度に、荀彧(じゅんいく)ら参謀が正している。)

 単行本は全36巻。文庫版は全18巻で、極厚版は全12巻。講談社。




河承男「三国志」(原作・北方謙三)





 北方謙三の「三国志」が原作、とされる。実質は、独自の作品と言える。ストーリーの流れと、登場人物の性質。いずれも、北方三国志との関連はそうない。
 また、北方三国志は、正史に沿いつつ、「三国志演義」も結構取り入れている。本作は、演義色はほとんどなく、ほぼ正史に準拠している。
 ストーリーは、黄巾の乱から、呂布の滅亡辺りまで。

 本作は、隠れた良作。内容、絵柄いずれも濃い。また、特定の主人公はおらず、偏りなく出来事を取り上げる。
 登場人物も、個性的に描かれる。袁紹、袁術の喧嘩シーンが印象に残る。

 全10巻。竹書房出版。雑誌連載ではなく、書き下ろし作品。




本宮ひろ志「天地を喰らう」





 「三国志演義」の序盤に対応。董卓討伐までで終了。80年代の作品。
 硬派な世界を描く本宮氏による、異色の三国志漫画。

 本作の序盤は、伝奇的な話である。劉備は未熟なチンピラとして登場。鬼の肝を喰らうことで、力と器を身に付ける。また、青少年の孔明も登場。
 後半は、虎牢関の戦い。反董卓連合軍の諸将が、それぞれ個性的に描かれる。曹操はエネルギッシュな切れ者、袁術は粗野で直情的な人物。

 なお、単行本は全7巻。デラックス版、文庫版はいずれも全4巻。集英社。




池上遼一「覇Lord」(原作・武論尊)





 正史準拠の三国志漫画。但し、特殊な設定が多い。序盤のストーリーは、ひたすらオリジナル。
 原作者は「北斗の拳」の武論尊。そして、「男組」の池上氏が作画を担当。

 主人公は倭人の燎宇で、訳あって中国大陸に渡る。卓越した武才、冷静な性格の持ち主。混迷の時代の収拾を目指す。
 登場人物の中で、曹操、関羽、張飛辺りは、真っ当な描かれ方。董卓は単純な悪役ではなく、悪に走るまでの経緯も描く。
 そして何より、袁家の二人が面白い。袁紹はいかにも裏表ありそうな、独特の悪人顔である。薄笑いが特徴。一方、袁術は筋肉隆々で、粗暴な言動が目立つ。最初、宦官打倒の鉄砲玉として登場。

 ストーリーも先が読めない。基本的に「if物」ではないのだが、随所で独自の展開を見せる。
 小学館出版で、全22巻。続編の「SOUL」は全3巻。




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