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キレイ
紀霊
  
~袁術軍の有力な武将~

 袁術の将。劉備討伐を命じられたが、呂布に仲裁される。



・袁術の将。袁術は小沛に拠る劉備を狙い、三万の軍を差し向ける。紀霊は諸大将の代表格として、小沛に進軍する。(小沛は豫州に属し、徐州攻略の足掛かりとなる要地。紀霊はその攻略を任されており、強力な武将だったと推測できる。)

・呂布(徐州の勇将)が城を出て、行軍を開始する。紀霊らはその意図が掴めず、各々軍を取りまとめ、慎重に様子を窺う。(袁術は恐らく、呂布が出てきた場合の対処を、特に指示していなかった。)呂布は紀霊らを会見に誘う。(「後漢書」によると、劉備も誘っている。)

・呂布は離れた場所に戟を立て、紀霊らに言う。「今から戟の穂先を射る。命中すれば撤退して貰う。」呂布の矢は命中する。紀霊らは感嘆し、翌日宴を開いてから撤退。(こうして、徐州攻略の計画は先送り。呂布の存在がイレギュラー。)




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