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シュウタイ　ヨウヘイ
　　
　呉の将。孫権の直属となり、何度も奮戦する。厚い信頼を受け、やがて濡須（じゅしゅ）の都督となる。

・揚州の九江郡出身。蒋欽共々、孫策の側近となる。
・常に忠勤に励み、度々戦功を挙げる。孫権は周泰を配下に欲しがり、孫策も了承する。
・あるとき、孫権が賊に襲われる。周泰は身を挺して奮戦し、孫権を守り切り、多くの手傷を負う。

・皖（かん）城の李術討伐、江夏郡の黄祖討伐に参加する。
・二つの県で県長を歴任。いずれにおいても、租税の一部を扶持（俸禄）とされる。（呉に特有の制度。）
・再び黄祖討伐に参加し、戦功を挙げる。
・赤壁の戦い、南郡平定、濡須（じゅしゅ）の戦役で活躍する。


・濡須の都督に任じられる。（時期は呂蒙より前。）
・配下に入った諸将は、周泰の家柄を軽んじ、なかなか命令に従わない。そこで、孫権は宴を開き、周泰に上衣を脱がせる。傷を一つ一つ指し、どの戦いで受けたのか尋ねる。そして、こう言う。「君は私や兄（孫策）のために、いつも熊や虎のように戦ってくれた。肉親も同然だ。寒門（身分の低い家柄）だからといって、気にすることはない。」これ以後、諸将は周泰の命令に従う。

・孫権は益州攻略を目論むと、事前に、周泰を漢中太守に任じる。（漢中は益州の最北。一方、韓当が永昌太守（益州の最南）に任じられている。）しかし、周瑜が死去したため、計画は中止となる。


・陳寿は周泰ら12人の呉将をまとめて評する。「江表の虎臣。孫氏は彼等を用いたから、東南の地を制圧できた。」

程普　黄蓋　韓当

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